19日午前に、熊本市男女共同参画センターはあもにいリハーサル室にて開講いたしましたグレード検定講習会は、このような社会事情の中無事に開催いたしました。会場より、マスクの着用、入口にて手の消毒、椅子の間隔を広く取るなどの指導を受けまして、参加者の方々のご協力の上、このように実施できましたことを大変嬉しく思います。ありがとうございました。内容は、先に提示しておりましたプログラムを全曲、解説を交えながら時間いっぱい講習いたしました。どのように解説していけば分かりやすくみなさまに伝えることができるだろうかと、あれこれ考えましたが、やはりグレード2の方からレベルアップしながらの説明にて行いました。学習の導入の時期に、「いかに学ぶか」ということがその後の学習の仕方に大きな影響を及ぼすので、グレード2のドレミファソの範囲で弾く曲、あるいは1オクターブ内で弾ける曲の注意点について、長く時間を取り解説いたしました。その他、楽曲の内容を作曲された背景も交えながら解説、自分のウィーンやドイツでのレッスンで、教授から教わった事柄も含め、楽曲の取り組み方(弾き方)を解説いたしました。参加者の中には、私が熊本でピアノ指導している講師もおり、「自分が直接レッスンを受けるよりも客観的に説明を聞くことができて、とても勉強になった」という言葉を頂きました。自分が生徒に指導するときのヒントがたくさんあったからだと思います。指導者の方々は、これまでに自分が受けてきた指導をもとにレッスンされているのではないでしょうか。その自分のキャパシティーを増やすことは、あらゆる指導の幅を大きくすることに繋がり、生徒さんへの指導の引き出しがたくさん増え、さらに生徒さんが安心して学習できる環境へと発展していきます。ぜひ、先生方が学習を続けてください!そこに尽きます。レベルアップミュージック音楽グレード検定は、指導者の方々のお力になるとともに、生徒さんの身近な目標としてご利用いただけるよう工夫されています。みなさまとともに、ピアノ学習のレベルアップを目指して活動できますことを、心より願っております。